肝臓内科

初診の方は、紹介状が必要です
当院は、「初診時保険外併用療養費」の算定基準を満たした病院です。
救急・公費の方を除き、他院からの紹介状なしで受診の場合は「初診時保険外併用療養費」として3,240円をご負担頂いております。
詳細については、地域医療連携室 よくあるご質問をご覧下さい。

肝臓内科は消化器内科の中でも、肝炎・肝硬変・肝癌・B型肝炎およびC型慢性肝炎の治療・肝癌の治療などを行っています。肝がんに対するラジオ波焼灼術や冠動脈塞栓術、脂肪肝炎の診断と治療、急性肝炎の治療、肝硬変の治療を専門に行っています。

肝臓癌の治療について

肝臓は体に必要な様々な物質を合成したり、逆に体に不要な物質を分解、解毒したりしている臓器です。肝臓がなければ命を保つことができません。したがってそこに癌ができても肝臓のすべてをとってしまうことはできません。
肝細胞癌は主に肝硬変の方に発症することが多い癌です。また肥満の方、糖尿病の方も肝細胞癌のリスクが高いといわれています。多くの肝細胞癌の方は肝機能が低下しています。したがって癌の大きさ、個数だけではなく肝予備能によっても治療法が変わってきます。
具体的な肝臓癌の治療法は以下のものがあります。
外科的切除術:癌を含めた肝臓の一部を切除する方法
経皮的ラジオ波焼灼術:肝臓を超音波画像で見ながら針をさして癌を焼く局所治療
肝動脈化学塞栓療法:足の付け根の血管から肝癌の近くまでカテーテルを挿入し、血管をふさぐ物質と肝癌剤を投与する方法
化学療法:点滴あるいは内服で抗癌剤を投与する方法

※肝予備能:肝臓はある程度の障害を受けても元に戻ることが出来ます。障がいによって失った分の不足を補うことを肝予備能といいます。

経皮的ラジオ波焼灼術

経皮的ラジオ波焼灼術(radiofrequency ablation; RFA)は1990年代の初めから臨床応用され、2004年4月から保険適応となりました。腫瘍あるいは腫瘍周囲に通常2本から3本の電極針を挿入し、電極周囲を高周波により誘電加熱し、癌を凝固壊死させる治療法です。
RFAの一般的適応としは以下の通りです。

  • 超音波で描出が可能である
  • 病変が外科的に切除不能あるいは患者様が外科的切除を希望していない
  • 病変が3センチ3個以内あるいは5センチ以内単発 注1)
  • 血小板数5万以上
  • プロトロンビン時間50%以上
  • 総ビリルビン3.0mg/dl以下

注1)大きさと個数については臨機応変に適応拡大を行っています。大きすぎる腫瘍の場合はRFA単独治療ではなく化学塞栓療法などの他の治療と併用して行うこともあります。
除外基準は以下の通りです。

  • 肝臓外に転移病巣がある
  • 腹水がある
  • 総胆管の手術歴がある
  • 門脈や胆管にがんが広がっている

RFAの実際の方法(入院から退院まで)

当院の肝臓外来を受診していただき、採血や超音波画像、CT画像を参考にRFAができるか判断します。また治療までに休薬が必要な薬剤(多くは抗凝固薬や抗血小板薬などの血が止まりにくくなる薬です)をチェックします。入院は基本的に月曜日午後にしていただき、術前の準備検査をします。実際のRFAは水曜日の午後から行っています。水曜日は午前中から止血剤入りの点滴を行います。昼食は取れませんがRFA後の夕食からは食事可能です。」治療直前から鎮痛薬、鎮静薬の投与を行います。全身麻酔とはことなりますが可能な限り疼痛なく鎮静されている状態で行います。治療時間は個々で違いますがおおむね1時間から1時間半程度です。治療中は血圧、脈拍、酸素飽和度を経時的に測定します。
治療後は原則として4時間はベット上で絶対安静です。4時間後から翌日の朝まではトイレ以外の歩行は控えてもらいます。反応性に熱発することが高頻度で認められます。熱さましなどの投薬で対応しています。重篤な合併症がなければ金曜日あるいは翌週の月曜日に効果判定のCT検査を行い退院となります。

RFAの偶発症

当院ではもちろん可能な限り安全で効果的なRFAを目指していますが、RFAでは一定の割合で偶発症が認められています。偶発症によっては重篤なものもあり治療期間が延長したり追加の手術が必要になり医療費の負担が増える場合もあります。主な偶発症には以下のようなものがあります。偶発症の発生率は様々な報告がありますが大体7~9%、死亡は0.3~0.5%と報告されています。重篤な偶発症には以下のようなものがあります。
出血:腹腔内への出血、皮下の出血、肝臓内の胆道からの出血
肝膿瘍:焼灼した癌の部位が細菌感染を起こし膿瘍となることがあります
隣接臓器の障害:腫瘍と隣接した臓器に熱が波及すると消化管なら消化管穿孔(穴が開くことです。)、胆嚢なら胆嚢炎、肺なら胸膜炎を起こすことがあります。

スタッフ紹介

院長
佐久川 廣
認定 日本肝臓学会指導医
日本感染症学会指導医
日本感染症学会インフェクションコントロールドクター
日本感染症学会専門医
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会指導医
日本消化器がん検診学会認定医
日本肝臓学会専門医
日本がん治療認定医機構認定医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会指導医
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、肝臓に障害がされても症状が出ないことが多いです。検診等で肝機能異常を指摘されたら、症状が無くても専門外来を受診するようお勧めします。
肝臓内科副部長
柴田 大介
認定 日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本肝臓学会専門医

肝臓内科 診療体制表

外来体制
[受付時間]
08/19 08/20 08/21 08/22 08/23 本日
08/24
午前
[8:00~11:30]

佐久川 廣

柴田 大介

佐久川 廣

柴田 大介

午後
[12:00~16:00]

佐久川 廣

※第●週の表記で灰色で小さく表示されている場合は当該週ではありません

◆備考


◆受付時間と診療時間について[詳細表示]

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