今日以降の診療体制に変更があります。詳細は、診療体制でご確認ください。

食道アカラシアとPOEM治療について

食道アカラシアとは


食道アカラシアとは、食道の下部が狭くなることにより、食物が入らない、胸が痛む、嘔吐する、肺炎(誤嚥性)、咳などが起きてしまう病気です。食道の神経の異常などが原因だと言われています。稀に食道がんを起こすこともあります。

POEMとは

poem002

POEM(経口内視鏡的筋層切開術:Per-Oral Endoscopic Myotomy)とは、胃カメラによる食道アカラシアの治療方法のことで、体の表面に傷をつけることなく、食道アカラシアを治す非常に低侵襲な治療です。

食道アカラシアの診断まで

食べ物がのどを通りにくい、胸が痛む、嘔吐するといった症状により、食道アカラシアが疑われる場合は、下記の検査を行い、食道アカラシアの診断を行います。

  1. 食道造影検査:バリウムによる透視検査
  2. 食道・胃内視鏡検査:食道・胃のカメラ検査
  3. 食道内圧検査:食道内の圧力測定

食道アカラシアの治療について

食道アカラシアの治療には、主に、薬物療法、バルーン拡張術、手術療法(開腹、腹腔鏡など)、経口内視鏡治療(POEM)が挙げられます。原因を取り除く根治治療としては、手術とPOEMが選択されます。

中でもPOEMは、近年、昭和大学横浜市北部病院の井上先生らによって、内視鏡的に食道の筋層を切開し食道の経過を改善する治療方法として開発された新しい手法で、先進医療としてこれまで600人以上の治療成績があり、食事摂取困難や胸痛が改善し、非常に高い治療成績を残しています。

POEMの利点としては、体の表面に傷がつかないこと、食道アカラシアの原因となる筋肉を切開する長さを患者さんに合せて変えられることがあります。

POEM治療の流れ

入院してPOEM治療を受けていただきます(平均的な入院日数は7日間前後です)。

POEM治療当日には、手術室にて全身麻酔下で内視鏡(胃カメラ)を使い、治療します(治療時間は4時間±2時間です)。

  1. 粘膜と筋肉の間(粘膜下層)にトンネルを作ります。
    粘膜を切開し、カメラを食道の粘膜下層内に入れます。
    粘膜下層トンネルを胃側まで作成します。
    粘膜下層が分かりやすいように、青い染色液で色を付けます。
  2. 粘膜下層トンネルの完成
    粘膜下層から、胃に少し入るまでトンネルを作ります。
  3. 食道の通過障害粘膜下層トンネルの完成
    筋肉(内輪筋)を切開します。
  4. 筋層切開終了
    筋肉が切開され、胃と食道のつなぎ目が開きます。
  5. クリップ閉鎖
    カメラが入っていた粘膜をクリップで閉じて終了です

POEM治療後1日目に内視鏡検査で、治療部分の観察をします。治療後2日目に食道造影検査を行い、穿孔の有無をチェックし、問題なければ飲水を開始します。その後食事量を徐々にアップし、症状の観察を続けたあと、順調に回復すれば退院となります。

平均的な入院期間は7日間前後ですが、まれに合併症がおこると入院期間が延長することもあります。

治療費用について

平成28年4月より、健康保険が適用されるようになりました。
当院では、これまで自費診療としてPOEM治療を行ってきましたが、平成27年10月から先進医療施設として認定を受けています。POEM治療の先進医療に係る費用(約16万円が全額負担となります)、及び健康保険が使える範囲の保険診療費のうち、患者さんの保険医療負担割合に応じた額が、患者さんにお支払いいただく総額費用になります。

診療体制

受付時間
※曜日や担当医師により異なる場合がございます。必ず当日の診療体制を下表でご確認下さい。
【午前】8:00~11:30  【午後】診療はありません

9/28
(月)
9/29
(火)
9/30
(水)
10/1
(木)
10/2
(金)
10/3
(土)
午前

奥島 憲彦

奥島 憲彦

午後
備考

    代診・休診のお知らせ

     

    診療体制変更のお知らせ

     

    スタッフ紹介