今日以降の診療体制に変更があります。詳細は、診療体制でご確認ください。

【重要】受診には原則として診療情報提供書(紹介状)が必要です
(公費、妊娠・ご出産、自費診療など一部を除く)

一般外来での公費による受診、妊娠・ご出産のための受診、自費診療など一部の例外を除き、原則として診療情報提供書(紹介状)が必要です。
診療情報提供書(紹介状)がない方は、下記のボタンから診療所の検索が可能です。本件についての詳細は、「地域医療支援病院について」をご覧ください。

麻酔の安全性は100%?麻酔科医の役割

手術前の患者様に麻酔の説明をすると、「全身麻酔と聞きますと恐くなります。簡単な方法はないのですか?」、「以前にやった麻酔はとっても痛く、周りの音も聞こえて恐かったです。判らないようにして下さい。」という声をしばしば耳にします。そして全身麻酔の説明で「初めに手術中、手術後の痛みをとるために背中に注射をします。この注射が済んで、5回程度深呼吸していると眠くなって、この次肩を叩いて名前が呼ばれたら手術は終わっています。眠っているうちに手術は終わりますが、その間、私達麻酔科医はそばについていて患者様の安全に努めています」と話すと、ちょっとホッとしたような顔になり、「しかし安全な全身麻酔や脊椎麻酔や硬膜外麻酔などの部分麻酔(いわゆる半身麻酔)においても、統計学的には以下のような合併症があります・・」と話すと、思い詰めたように「・・先生の好きなように、とにかく痛くないように、判らないようにして下さい」と話す患者さんや家族がまだ大半です。
たしかに医学の進歩によって、全身麻酔および部分麻酔の管理は高度に発達し、安全性は向上しましたが、100%安全というわけではありません。麻酔がスムーズに進行するためには患者や家族のみなさんの麻酔に対する理解と協力が不可欠です。そのために麻酔の説明という短い面談の中で、患者様の持っている疑問を話して下さい。私達は医療側と患者側の相互理解の関係を築くことで麻酔の合併症や事故を防ぐことが可能になってくると信じています。

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