今日以降の診療体制に変更があります。詳細は、診療体制でご確認ください。

【重要】受診には原則として診療情報提供書(紹介状)が必要です
(公費、妊娠・ご出産、自費診療など一部を除く)

一般外来での公費による受診、妊娠・ご出産のための受診、自費診療など一部の例外を除き、原則として診療情報提供書(紹介状)が必要です。
診療情報提供書(紹介状)がない方は、下記のボタンから診療所の検索が可能です。本件についての詳細は、「地域医療支援病院について」をご覧ください。

通院治療(外来化学療法)をお受けになる方へ

診療体制

主治医が担当します。

がんの治療法

がんには、大きく分けて3つの治療法があります。

  1. 外科的療法
  2. 放射線療法
  3. 化学療法

外来化学療法は、3つの化学療法を扱う専門外来です。

外来化学療法は次のように行われます

外来受付

処置室で血液検査

採血結果がでたら、主治医の診察を受けます。

採血結果と体調のチェックを行います

薬の調合が出来次第、治療を開始

化学療法とは?

化学療法とは、薬(抗がん剤)を用いてがん細胞を破壊する治療法で、飲み薬もあれば注射もあります。使用する薬剤によってその投与期間や作用も様々です。従来、注射による化学療法は入院の上行ってきましたが、抗癌剤の投与方法や副作用に対する治療法の進歩により外来でも安全に施行できることがわかってきました。また通院して治療を受けることは、患者様の生活の質の向上につながり、より自分らしい人生を送ることが可能となると考えられています。

抗がん剤ってなんでしょう?

抗がん剤は、がん細胞を殺すお薬です。

しかし、悪い細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまいます。そのため、薬の副作用が出てきます。副作用は薬の種類や、人によっても違い、症状も様々です。化学療法を安全に進めるためには、薬剤についての十分な理解と専門職による管理が不可欠です。

副作用はなぜ現れるの?

抗がん剤は悪い細胞だけでなく正常な細胞も攻撃してしまいます。特に新陳代謝の活発な、骨髄・髪の毛・つめ・胃や腸の粘膜などを攻撃するため白血球の値が下がったり、脱毛、爪や皮膚の色素沈着、吐き気、下痢などが現れます。

*副作用の症状については、あとで薬の説明と一緒に、もっと詳しくお話します。

副作用チェック表

受診時に副作用チェック表をお渡ししますので、ご自宅で副作用チェックをして、次の外来受診日にお持ちください。当日診察の前に拝見いたします。

分からない事は、外科外来の担当看護師にいつでもお聞きください。ご自宅から、お電話でも結構です。

副作用が出た場合は?

こんな場合は、ご連絡ください

  1. 38度以上の発熱
  2. 3回以上の嘔吐
  3. 3回以上の水下痢
  4. その他腹痛・痙攣など気になる症状がある場合

ハートライフ病院

朝8:30から夕方5:00まで

電話:(098)895-3255(内線8160)

夕方5:30以降は夜間救急へ直接お越しください。


*夜間救急や他病院・歯科をお受けになる場合、御自分が、化学療法を受けていることを医師や医療者にお話ください。

化学療法施行中の注意

抗がん剤はとても強いお薬です。点滴施行中は以下の事にご注意ください。

  1. 点滴もれ!これは一番注意してください。薬によっては漏れると皮膚や、血管、筋肉が強い炎症を起こしたり、場合によってはとけてしまうこともあります。お手洗いや、移動の際は看護師に声をかけてください。
  2. 体が熱くなったり、急に汗をかいたり、ドキドキしたり、息が苦しくなったりしたら、近くのスタッフに声をかけてください。
  3. その他、異常を感じたらすぐにお知らせください!

患者さんを中心にチームで活動します

外来での化学療法を安全に行うため、当院では、患者様を中心としたチーム医療を展開し、医師・看護師・薬剤師などが、個人に合わせた情報提供や患者教育を実施し、早め早めの副作用対策を行うことで治療を継続できるよう心掛けています。そのため、

  1. 患者様用の小冊子を作成し、自己の化学療法をよく理解してもらうと共に、副作用を知り早めに申し出てもらえるようにする
  2. 医療者用の化学療法手引きを作成し、統一した治療が行えるようにする

などのがん医療の質の向上を図っています。

日々進歩するがん医療に対し最新の情報を収集しながら、患者様とともに最良の治療を目指し、共に歩んで行きたいと考えています。