特集

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末梢動脈疾患 PAD:Peripheral Arterial Disease

みなさんは末梢動脈疾患(以下PAD:Peripheral Arterial Disease)という病気を聞いたことがありますか?『知らない』と答える人がほとんどではないでしょうか。では心筋梗塞や脳梗塞という病気はどうでしょうか?ほとんどの人が『知っている!』と答えるでしょう。しかし、実はこれらはすべて動脈硬化が原因の同じ病気なのです。PADは誰にでも起こり得る病気であり、高齢化や食生活の欧米化に伴 […]

慢性腎臓病~腎臓の働きと慢性腎臓病~

みなさんは自分の腎臓がどのくらい機能しているか知っていますか?腎臓の機能が障害された状態は決して稀ではなく、日本の成人8人に1人が慢性腎臓病といわれています。慢性腎臓病で腎臓内科外来に紹介される患者さんの多くが「これまで腎臓が悪いと言われたことはない」と驚かれます。これは腎臓について説明されることが少ないことが一因です。自分の腎臓の状態を把握し、腎臓を守ることは、健康な生活を送るためにとても重要で […]

常に最高のチーム力で挑む脳血管内治療

ハートライフ病院では脳血管内治療専門医を中心に麻酔科医、看護師や診療放射線技師、臨床工学技士、リハビリテーション担当療法士(理学、作業、言語)、医療ソーシャルワーカー等からなるチームで患者さんと関わりながら治療を行っています。 まずはじめに脳血管内治療について教えて下さい。 脳血管内治療は従来行われてきた頭を切開する開頭手術とは異なり、足の付け根や腕の血管からカテーテルという細い管を挿入して治療す […]

4つの対策で新型コロナウイルス感染リスクを「ゼロ」に「近づける」~かりゆし会の感染症拡大防止対策~

新型コロナウイルス感染リスクを「ゼロに近づける」  目に見えない細菌やウイルスを原因とした感染症は、対策を行っても感染のリスクがゼロになるわけではありません。そのため複数の対策を重ねて講じることで、リスクをより「ゼロに近づける」ことが重要となります。かりゆし会では病院をはじめとした地域の皆様と密接にかかわるサービスを提供しており、様々な年代や立場の方と非常に多くの接点があります。どの施設でも感染症 […]

がん診療にかかせない病理診断

 患者さんと直接顔を合わせることはありませんが、様々な病気の診断を各診療科にまたがって支援しているのが病理診断科であり、特に「がん」についてはその診断を確定する責任を負っています。ハートライフ病院では年間4,000件を超える組織診断、6,000件を超える細胞診断を行っていますが、今回は病理診断科の仕事について、がん診療での役割を中心にお話させていただきます。 そもそも「がん」とは 人体のほぼすべて […]

令和2年7月豪雨 DMAT熊本派遣

DMAT(Disaster Medical Assistance Team)    DMATは1995年の阪神淡路大震災で、平時の救急医療体制が維持できていれば、救命できたと思われる「避けられた災害死」を教訓として、「一人でも多くの命を助ける」ために大規模災害や多数傷病者が発生した現場で活動できる専門的な訓練を受けた「災害派遣医療チーム」として2005年から運用されています。その後、2007年の新 […]

がんの予防と生活習慣

沖縄県のがんの現状 厚生労働省や国立がん研究センターの統計によりますと、昨今では生涯で日本人の約2人に1人が、がんに罹患し、毎年約3人に1人が、がんで死亡しています。厚生労働省の2018年人口動態統計によりますと、日本人の死因の第1位が悪性新生物(がん)で全死因の27.4%を占めています。第2位が心疾患で15.3%、第3位が老衰で8.0%、第4位が脳血管疾患で7.9%となっています。2017年の沖 […]

認知症について

増え続ける認知症 高齢化社会を反映してか、最近の新聞・ニュースでは認知症の話題に事欠きません。本邦では、認知症の方はすでに500万人を超え、その予備軍である軽度認知障害(認知機能はやや低下しているが日常生活機能に影響を与えるほどではない)の方は450万人と言われ、併せると65歳以上人口の3割くらいになり、その多さに驚かされます。団塊の世代の高齢化にともない、認知症の方は2025年には約700万人を […]

インフルエンザにうつらないうつさないために~正しい手洗いとマスクの着用~

文:ハートライフ病院感染対策管理室 感染管理認定看護師 城間 克也 例年であれば 11 月から 12 月頃にインフルエンザは流行し始めますが、今年、沖縄県で はまだ暑さが残る 9 月半ば頃から注意報レベルを大きく上回る患者数が報告されしました。 ご自身や身近な方がインフルエンザにかかってしまったという方もいるのではないでしょう か。そこで改めて、ご自身やご家族、学校や職場などでインフルエンザに「う […]

食道がん ~お酒を飲むと顔が赤くなる人は 食道がんになりやすいでしょうか?~

はじめに 「食道がんは悪性度が高いので治療を受けても死んでしまう。」とか「食道がんになったら人生おしまいだ。」という声をよく耳にします。本当にそうでしょうか?現状を一緒に見ていきましょう。 食道がんの悪性度 図1は各臓器のがんの5年生存率(治療をして5年後に何%が生存しているか)です。前立腺がんや甲状腺がん、皮膚がんは100人中90人以上が治療後5年以上生存しており予後の良いがんです。前の県知事が […]