こんにちは。医療福祉相談室です。

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「人生会議」を知っていますか?~もしものときのための意思表明~

文:医療ソーシャルワーカー 徳盛 宏賢(とくもり ひろたか)  「人生会議」とは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とも言います。人は誰でも大きな病気やケガをする可能性があります。「人生会議」とは本人、家族、医療従事者やさまざまな関係機関と話し合いを行い、希望する医療や介護・ケアを受けられるよう、皆で共有する会議のことを言います。 「命しるべ いのちの道標パンフレット」について 沖縄県では医 […]

在宅医療について

病気やケガなどで通院中、もしくは入院中の方で「通院に負担を感じる」「住み慣れた自宅で過ごしながら治療が受けたい」と思う方はいませんか?今回は、通院や入院をせず、ご自宅などで医療が受けられる「在宅医療」についてご説明します。 在宅医療とは ご自宅や一部の入居施設など普段生活されている場所で、病気の治療や健康管理・相談、血圧・脈拍測定、栄養状態の管理、リハビリテーション、服薬管理、入浴介助など、さまざ […]

介護保険制度とは

介護保険とは 介護保険は市町村が保険者となって運営しており、介護を必要とする方に費用を給付し、適切なサービスが受けられるようにサポートする制度です。自立支援や介護する家族の負担軽減を目的としています。 40歳以上の方は被保険者となって保険料を納め、介護が必要になった時には、費用の一部を支払い、サービスを利用することが出来ます。 利用できる方 介護保険に加入している「被保険者」の方が利用できます。第 […]

治療と仕事の両立支援

文:医療ソーシャルワーカー 徳盛 宏賢(とくもり ひろたか)  「治療と仕事の両立支援」とは、働く意欲・能力のある労働者が病気によって職を失う、また、仕事を理由として治療を受ける機会を逃すことなく適切な治療を受けながら働き続けられる社会を目指す取り組みです。  治療と仕事の両立でお困りでしたら、当院には両立支援コーディネーターがいますので、下記図のようにご本人と一緒に治療と仕事が両立できるよう、連 […]

知っていますか?「ヤングケアラー」について

文:医療ソーシャルワーカー 高澤 信哉(たかざわ しんや) 1.ヤングケアラーとは 法令上の定義はありませんが、一般的には「本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的に行っている子ども(18歳未満)」とされています。具体的には以下の事を日常的にしている子どもが挙げられます。 令和2年度の厚生労働省の調査では、全国において中学校には46.6%、全日制高校には49.8%にヤングケア […]

令和4年(2022年)10月1日から75歳以上の方等で一定以上の所得がある方は医療費の窓口負担割合が2割になります

文:医療ソーシャルワーカー 川満 慎吾(かわみつ しんご) 見直しの背景  令和4年度以降、団塊の世代が75歳以上となり始め、医療費の増大が見込まれています。後期高齢者の医療費のうち、窓口負担を除いて約4割は現役世代の負担(支援金)となっており、今後も拡大していく見通しとなっています。 今回の窓口負担割合の見直しは、現役世代の負担を抑え、国民皆保険を未来につないでいくためのものです。 対象者 75 […]

地域の療養情報「おきなわがんサポートハンドブック」について

文:医療ソーシャルワーカー 西田 悠希子(にしだ ゆきこ) 「おきなわがんサポートハンドブック」は、沖縄県のがん患者さんとそのご家族に向けて、がんに関する正確な情報をわかりやすくお伝えするガイドブックです。納得して治療を受けていただくために治療開始前に知っておきたい情報や、相談窓口、県内の医療体制、地域の支え合いの場など、がんと向き合う方々をサポートする一冊です。 治療と療養の過程(ライフコース) […]

産後ケア事業について知っていますか?

文:医療ソーシャルワーカー 兼次 珠理(かねし じゅり) 産後ケア事業とは 「産後の体調がすぐれない」「授乳がうまくいかない」など、特に支援が必要なお母さんと赤ちゃんへ、からだとこころのケアや育児サポートを行う事業です。 対象者(1~3のすべてに該当する方) 産後1年未満のお母さんと赤ちゃんご家族等から産後の育児協力を得ることが難しい心身に不調がある、または育児不安が強い 事業の種類 施設に泊まる […]

知っていますか?生活保護制度

文:医療ソーシャルワーカー 佐平 彩乃(さひら あやの) 生活保護制度とは 生活していく上で、病気や高齢等で働けなくなり生活費や医療費に困ることがあります。生活保護はそういった状況に応じ、健康で文化的な最低限度の生活が送れるように、足りないところを補い、一日でも早く自分の力や他の方法で生活できるよう手助けをする制度です。 保護の種類 生活保護を受ける前に 生活保護は世帯単位(同一居住で同一生計)で […]

妊よう性温存療法に関する助成制度があります!

医療ソーシャルワーカー:川満 慎吾(かわみつ しんご) 妊よう性とは  「妊娠するための力」のことで、女性にも男性にも関わります。がん等の治療内容によっては、低下したり失われたりする場合があります。 沖縄県がん患者等妊よう性温存療法研究促進事業について (1)概 要 将来子どもを産み育てることを望む小児・思春期・若年成人のがん患者等が、希望を持って治療に取り組めるように、将来子どもを出産できる可能 […]

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