地域の課題を共有し連携を深める「はーとネットワーク会議」
- 2025.01.08
- ASUNARO No.120
- こんにちは。医療福祉相談室です。

文 患者総合支援センター
入退院支援室 屋宜 鮎美(やぎ あゆみ)
医療福祉相談室 徳盛 宏賢(とくもり ひろたか)
患者総合支援センターは、入退院支援室・地域医療連携室・医療福祉相談室の3部署で構成されており、外来受診や入院相談、患者さん・ご家族が退院後も安心して生活が送れるよう、院内の様々な多職種チームと連携しながら支援を行っています。
当センターでは、地域の医療機関・介護施設と顔が見える連携作り・お互いの現場の悩みや取り組みを気軽に共有することを目的として「はーとネットワーク会議」を開催しています。
2024年11月21日に開催した「第4回はーとネットワーク会議」では、3つの医療機関(宜野湾記念病院、北中城若松病院、牧港中央病院)と3つの介護施設(池田苑、西原敬愛園、うりずん)が参加し、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)をテーマに意見交換を行いました。
医療機関からは、臨床倫理委員会を中心にしたチームカンファレンスの体制作りや、ACPを聴き取る際の共通項目の作成、患者さんが大切にしていることや今後の生活をどう過ごしていきたいか整理する「もしもノート」の作成と活用について報告がありました。また、介護施設からは、ACPに関する勉強会の企画や、身寄りがなく認知症を抱える入所者の延命治療について、行政なども含めた支援を検討した症例報告がありました。
各報告の後、グループに分かれ、現場での困りごとや課題、支援の工夫などについて意見交換を行い、各施設の視点からさまざまな気づきや学びを得る機会となりました。
今後も「はーとネットワーク会議」を通じて、院内や地域の医療機関・介護施設との連携をさらに深め、患者さんやご家族への支援と連携体制の充実に努めてまいります。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは?
人生の最終段階で受ける医療やケアなどについて、患者本人、家族や親しい人、関わる医療・介護従事者が事前に繰り返し話し合う取り組みや意思決定支援のことを指します。
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