ハートライフ病院のリンパ浮腫看護外来
- 2026.11.04
- ASUNARO No.127
- 看護部便り
看護師 新垣 薫(あらかき かおる)・ 島袋 彩加(しまぶくろ あやか)
リンパ浮腫看護外来のご紹介
当外来は、がん治療後にみられるリンパ浮腫の患者さんのお悩みを支援するため、2015年に開設されました。現在は、形成外科の立津医師とリンパセラピスト2名で診療を行っています。
リンパ浮腫の原因と症状
リンパ浮腫は主に、次の2つに分けられ、9割以上が続発性です。
・原発性:もともとリンパ管の機能が弱い
・続発性:乳がん・子宮がん・卵巣がん・前立腺がんでリンパ節切除後や、放射線治療でリンパの通り道がダメージを受ける。
リンパ浮腫の代表的な初期症状として、片側の腕や脚がむくみ、皮膚のしわや静脈(血管)が見えにくくなります。その他、重だるくなったり、皮膚を押すとへこみが残ったりすることがあります。

リンパ浮腫ケア内容
当外来では、日常生活の注意点や、皮膚の保清・保湿による感染予防等について指導を行います。
セラピストによるリンパドレナージとして、セラピストの手のひらで皮膚を動かすような軽い圧力を加え、溜まったリンパ液を適切な場所へ誘導します。また、ご自宅でも患者さん自身で行えるセルフドレナージもお伝えしています。
また、患者さんにとって適した弾性着衣を選び、着用方法や脱ぎ方、弾性包帯を巻いた圧迫療法、圧迫療法をしながら運動する方法など、患者さんに合ったケアを指導しています。ご家族が同席される場合は、一緒にセルフケア方法を指導し、協力が得られるよう支援しています。
「腕や脚が細くなった」「むくみが以前よりよくなった」「硬かったむくみが柔らかくなった、軽くなった」と患者さんが笑顔になったり、嬉しい言葉を頂くことが私たちの大きな喜びでもあり、やりがいでもあります。
リンパセラピストの役割
私たちリンパセラピストは、多職種協働でリンパ浮腫を早期に発見・評価し、適切な治療とセルフケアの支援を行うことで、症状の改善と重症化予防に努めています。また、患者さん・ご家族の不安に寄り添い、その人らしい生活を安心して続けられるように努めています。お気軽にご相談ください。

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