2024年 新年のあいさつ

2024年 新年のあいさつ

社会医療法人かりゆし会 理事長の新年のあいさつ

社会医療法人かりゆし会 理事長 安里 哲好

 新しい年を迎えました。今年こそ皆さんにとって明るく健康で実り多い年でありますよう祈念します。
 今年は、社会医療法人かりゆし会ハートライフ病院が開院36年目になります。次の5~10年に向けて、勇気を持ちつつ忍耐強く再構築し、そして挑戦をする年にしたいものです。
 医療は、患者さんと医療技術の向上(医療教育)と医療制度、そして医療従事者の医療活動(チーム医療)によって推進されます。「医療は患者と共に始まり、患者と共にありて、患者と共に終わる」とのウィリアム・オスラーの言葉があります。かりゆし会の理念は「わたしたちは心と心を結ぶ信頼される医療と介護をめざします」であり、すなわち双方向の信頼関係を医療の底流としています。
 医療圏における人口動態は今後5~10年において大きな変化は無く、医療対象人口は1.4倍、介護対象人口は1.7倍程度と推測します。医療圏における医療施設の推移は2023年12月に急性期総合病院(334床)が比較的近距離に移転します。一方、2025年初頭に琉大病院(600床)が西普天間住宅跡地に移転します。今後の患者受診動向が注視されます。
 医療技術の向上と医師及びスタッフの育成と確保は引き続き大きな課題であります。そのことに働き方改革が大きな影響を及ぼすでしょう。医師の年齢層の若返りが一番大きな課題でしょう。機能の低下した診療科の改革改善が強く望まれ、また若い医師の確保が強く望まれます。
 医療制度は病床機能分化から、病院機能分化及び集約化と連携に進みつつあります。また、少子化対策の財源としての社会保障費の抑制として、診療報酬改定は厳しい方向に進む可能性があります。
 医療はチーム医療です。医療スタッフは各々を尊敬しながら家族の様な仲間として親しみ、支え合い、一つのチームとして和を築き、それを力とし医療技術を高め患者さんに還元していきたいと思います。
 今年はかりゆし会にとって、診療報酬改定・介護報酬改定を含む医療・介護制度の変革、ポストコロナ(受診抑制)や内的医療機能の変革などがあり、36年の歴史の中で2度目の苦難な年と思われます。皆でスクラムを組み、心身ともに健康である事を第一とし、粘り強く耐えながら乗り越え、次の時代に突き進んで行きたいと思います。

ハートライフ病院 院長の新年のあいさつ

ハートライフ病院 院長 佐久川 廣

 明けましておめでとうございます。
 昨年の5月から新型コロナは5類感染症としてインフルエンザと同等の扱いになりました。しかしながら、感染力は依然として強力で、高齢者や重篤な基礎疾患患者の多い病院内では警戒を解くわけにはいかず、来訪者にはマスク着用をお願いしています。幸いにも多くの皆様は非常に協力的で、病院内では殆どの方がマスクを着用しています。ご不便かと思いますが、もうしばらくご協力をお願い致します。
 今年は、ウクライナや中東での戦争が終わり、平和な世界が実現することを願っています。夏にはパリオリンピック・パラリンピックがあり、スポーツを介して世界中の人たちが平和について考える機会になればと期待しています。
 円安が追い風になり日本企業の業績は全体的に良好です。それに伴って物価が高騰し、長く続いたデフレ経済から脱却できそうです。有効求人倍率も高く、雇用の状況は悪くありません。後は働く人たちの賃金が物価以上に上がれば、更なる経済の発展につながると思います。
 ハートライフ病院は開院後36年目の年を迎えました。これまで心と心を結ぶ信頼される医療を理念にかかげ、中南部東海岸の中核病院として地域の皆様のお役に立つよう努力してまいりました。人材確保に難渋している中、職員は日々成長し、多様な医療ニーズに応えられる体制ができつつあります。今年もより安全で質の高い医療を提供できるよう職員一同精進していきたいと思います。
 本年も皆様にとって健康で、充実した1年になるよう祈願しています。

ハートライフクリニック 院長の新年のあいさつ

ハートライフクリニック 院長 山本 壽一

 あけましておめでとうございます。令和6年のお正月、皆様はいかがお過ごしでしょうか。ようやく新型コロナ感染症は皆様の予防意識や医療の進化、またウイルスの弱毒化が奏功してコントロール可能な状態となってきました。もちろん新しい変異株に対する警戒は必要なのでハートライフクリニックでは予防対策を続けることになります。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
 昨今、いたるところで電子化が進んでいます。もちろん便利なツールは利用する価値がありますが、AIが登場し仮想空間があたかも現実のように錯覚される場面も多くなりました。スマートに早く処理することで私たちの生活は便利になります。しかし、メンタルも含めて人間の健康は電子化に完全対応しているわけではありません。適切な運動や健康的で安全な食事などにはひと手間が必要だと思います。単純に消費カロリーや摂取カロリーの量を満たすのではなくて、質のよい健康行動をAIではなくてハートライフクリニックのスタッフと一緒に考えてみませんか。
 皆様とご家族のご健康、ご多幸をお祈り致します。

ハートライフ地域包括ケアセンター センター長のあいさつ

ハートライフ地域包括ケアセンター センター長 宮平 典子

 新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。
 2023年5月8日より新型コロナは第5類に引き下げられましたが、その後も感染が衰えることはなく、上半期は当センターでもクラスター(集団感染)が発生しその対応に追われました。8月には台風6号による被害で一部の空調設備が故障し、復旧までに約1か月を要しました。その間はコロナ対策に加えて、暑さ対策にも細心の注意を払う等、入居者様の体調管理に日々緊張の連続でした。その難局を乗り越えて無事新年を迎えることが出来たことは、職員はじめ関係各位のご理解とご協力のおかげと心から感謝致しております。今後は「日常を取り戻す」を目標に、市中の感染状況を踏まえご面会や外出等の制限緩和に努めると共に、入居者様とご家族の満足度向上に向け職員一同頑張っていく所存でございます。
 2023年度もスポーツ界では素晴らしい活躍がありました。特に印象深いのはWBC日本代表の優勝です。メキシコ戦は今でも脳裏に焼き付いており感動の涙を忘れられません。大谷翔平選手の言葉「憧れるのをやめましょう!」や、果敢に闘う姿は国民に感動と勇気を与えてくれました。
 今年の干支である辰は「成功の芽が成長し姿を変えていき、努力した成果が実る年」で、十二支の中で最も縁起の良い干支といわれています。過去には1988年日本の土木史上空前のスケールを誇ると伝えられる青函トンネルの開通があります。株式相場でも「戌亥の借金は辰巳で返せ」との格言もあり、景気が上向きになるとのことで期待に胸が膨らみます。
 最後に、2024年が入居者様とご家族・そして職員、関係各位にとって幸多い年になりますことを心からお祈りいたします。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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