2022年 新年のあいさつ

2022年 新年のあいさつ

社会医療法人かりゆし会 理事長の新年のあいさつ

社会医療法人かりゆし会 理事長 安里 哲好

 新年、明けましておめでとうございます。
 昨年の新型コロナウイルス感染症(コロナ)の第5波は、とても大きく多くの方々を飲み込み、多くの方々が生死を彷徨い続けました。沖縄県人口当たりのコロナは全国ワーストで東京・大阪を頭一つ抜きんでていました。ワクチン接種率は急速に向上し、全年代が70%(全国76%)に達しています。積極的にワクチン接種を受けられた地域の方々や、昼夜を問わない職員の奮闘のお陰で、第5波を乗り越え収束することができ、心より感謝申し上げます。
 第6波は、基本的な感染対策(マスク・手洗い、三密回避等)、若者へのワクチン接種の更なる拡大と3回目ワクチン接種を早々に開始し、とても小さな波に止めたいものです。また、抗体点滴療法に加え、病院外来・診療所での内服薬(発症3日以内の内服、入院や死亡を90%抑制)が開始され、インフルエンザ並み対応で日々の生活が営まれることを期待していますが、新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の動向が危惧されます。
 コロナ禍でも明るいニュースがありました。真鍋 淑郎先生が「地球温暖化を予測する地球気候モデルの開発」でノーベル物理学賞を受賞されました。温暖化の影響か、台風の発生地域や進路が不確かな状態が続き、沖縄本島直撃が極度に少なくなる一方、本土へ直接上陸し、豪雨・土石流・河川の氾濫に加え、首都圏地震等の自然災害も多くなっています。新興感染症や自然災害の際の情報共有や迅速対応が出来る医療提供体制構築への備えが望まれます。
 一方、オリンピック・パラリンピック東京大会では、空手の喜友名 諒選手と野球の平良 海馬
選手が金メダル、レスリングの屋比久 翔平選手、陸上男子1500メートル(車いす)の上与那覇 寛和選手が銅メダルに輝き、県民は感動し心が癒されました。
 新しい年はコロナが収束し、保健・医療・介護領域における活動が平常通り出来ればと切に願います。そして、地域の方々や職員一人ひとりが自らの健康づくりに精進し、明るく健やかな一年でありますよう祈念いたします。

ハートライフ病院 院長の新年のあいさつ

ハートライフ病院 院長 佐久川 廣

 明けましておめでとうございます。
 昨年は新型コロナウイルスが大流行し、沖縄県は人口当たりにして全国で最悪の感染者数を記録しました。そのような中ハートライフ病院は救急医療を制限することなく感染流行期を乗り越えることができました。これも地域住民が自粛生活に耐え、積極的にワクチンを受けてくれたお陰だと思います。地域の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
 今年は、世界中で開発が進められてきた飲み薬の抗ウイルス剤が一般に使用できるようになります。コロナ診療は新しい局面を迎えつつあり、明るい光が見えてきました。マスクや手洗いといった基本的な感染対策は継続しなければなりませんが、社会・経済活動を段階的に再開させる流れが加速すると思います。沖縄県が以前の賑わいを取り戻し、景気が回復するよう願っています。
 ハートライフ病院は開院後34年目の年を迎えました。これまで心と心を結ぶ信頼される医療を理念にかかげ、中南部東海岸の中核病院として地域の皆様のお役に立つよう努力してまいりました。幸いにも医師をはじめとするスタッフが増え、多様な医療ニーズに応えられる体制ができつつあります。今年もより安全で質の高い医療を提供できるよう職員一同精進していきたいと思います。
 本年も皆様にとって健康で、充実した1年になるよう祈願しています。

ハートライフクリニック 院長の新年のあいさつ

ハートライフクリニック 院長 山本 壽一

 明けましておめでとうございます。令和4年のお正月、皆様はいかがお過ごしでしょうか。この2年間は新型コロナウイルス肺炎の流行で、ご自身やご家族が患われた方もいらっしゃったかと思います。謹んでお見舞い申し上げます。
 コロナウイルスに対する県や医師会の方策、県民の皆様の自主的な予防対策が奏功して第5波は昨年10月末までに収まりました。巷ではコロナ禍といわれますが、禍(わざわい)と言い訳せず、正しい衛生知識でウイルスを防衛することが私たちに課されている試練だと思います。
 肺炎に罹患して自宅やホテルで療養している患者さまからお電話を頂くことが度々ありました。肺炎になったが慢性疾患(高血圧や糖尿病など)の治療はどうしたらよいかのご相談です。このような状況はシックデイと言われ、薬や食事療法について特別な管理が必要となるため、普段から危機管理について知っておくことが大切だと痛感しました。
 今年は、ご自身やご家族がこのような病魔に侵されず、慢性疾患をお持ちの方はその病をもコントロールでき穏やかな年が送れるように、スタッフ一同でご支援出来ればと思います。
 皆様とご家族のご健康、ご多幸をお祈り致します。

ハートライフ地域包括ケアセンター センター長のあいさつ

ハートライフ地域包括ケアセンター センター長 宮平 典子

 新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。旧年中は、多くのご支援ご協力を賜りありがとうございました。
 当センターでは、2020年から新型コロナウイルスの流行・蔓延に伴いご面会や外出制限を実施し、職員には法人の感染防止対策を周知徹底しました。お陰様でクラスターが発生することなく、新年を迎えることができました。これもひとえに入居者様、ご家族、職員、関係各位の皆様のご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます。
 この原稿を執筆している2021年11月時点の状況としましては、県内の新規コロナ陽性患者数減少と沖縄県の緊急事態宣言解除を受け、当センターでも11月末より完全予約制ではありますが対面でのご面会を再開する等、制限緩和に取り組むことが出来ました。ご面会時に入居者様とご家族の皆様が談笑されている様子を拝見しますと「ほっとする」様な心地よい安堵感があります。今後も県内のコロナ感染状況に留意しつつ、柔軟な対応を心掛けると同時に、完全終息まで気を抜かず感染対策に努めて参ります。
 そして、コロナ禍を契機に変化する社会情勢及び高齢者制度へ対応するため、正確な情報と知識を習得し、これまで以上に安全・良質なサービス提供が維持できる健全な施設となれるよう全職員日々努力し成長していく所存でございます。
 今年は寅年です。「寅年は春が来て根や茎が生じて成長する時期、草木が伸び始める状態 成長の年」と言われており、コロナが終息して希望に満ちた1年となるような、明るい兆しを感じます。本年も入居者様、ご家族の皆さまのご多幸とご健康を職員一同心よりお祈り申し上げます。

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