自分に合った検査方法で定期的に胃の健康をチェックしましょう

自分に合った検査方法で定期的に胃の健康をチェックしましょう

監修:保健師 呉屋 みなみ(ごや みなみ)

生涯で胃がんになる人は、男性が9人に1人、女性が20人に1人といわれています(2017国立がん研究センター)。しかし早期に発見すれば、90%以上は治癒するともいわれています。定期的に胃の検査を受けて、早期発見・早期治療を心がけましょう。
 ハートライフ病院の予防医学センターでは、食道・胃・十二指腸を調べる検査として「バリウム検査」、「胃カメラ検査」をご用意しています。検査内容の向き・不向きを確認して、ご希望に合った検査方法をお選びください。当日の変更はご要望にお応えできない場合がありますので、予約の際にご指定ください。

胃バリウム検査

実施方法発泡剤で胃を膨らませ、バリウムを胃粘膜に付着させ、様々な方向からレントゲン撮影をします
所要時間10分程度
運転運転可能
不適な方●75歳以上  ●体重130㎏以上  ●検査当日咳がある ●検査当日3日以上便秘が続いている ●腸閉塞の既往がある ●胃・大腸の手術歴がある  ●潰瘍性大腸炎、クローン病、憩室炎など消化器系の病気治療中
●検査台の上で体を動かすのが困難(腰痛、めまいなど)  ●水分制限がある(透析、心不全、腎臓病治療中) ●技師の指示が聞き取れない(聴力障害あり、日本語が理解できない)  ●妊娠またはその疑いがある
授乳中の方検査後下剤を服用します。24時間断乳できる場合は検査可能です。

胃カメラ検査

経口①経口②経鼻
鎮静剤
(注射)
使用する
眠った状態で実施
※検査後60分ほど安静時間を要する
使用しない
意識がある状態で実施
使用しない
意識がある状態で実施
※舌の付根にカメラが触れないため嘔吐感が少ない
麻酔キシロカインゼリーでのどの表面に麻酔をかけるキシロカインゼリーでのどの表面に麻酔をかける鼻の通りを良くする点鼻薬+鼻腔にゼリーを流し表面麻酔をかける
所要時間90分程度 【前処置20分、胃カメラ10分、 鎮静剤使用後安静60分】30分程度 【前処置20分、胃カメラ10分】30分程度 【前処置20分、胃カメラ10分】
運転運転禁止(当日の運転は禁止)運転可能運転可能
不適な方●歯がぐらついている
●顎関節症
●検査当日運転する予定がある
●妊娠またはその疑いがある
●歯がぐらついている
●顎関節症
●妊娠またはその疑いがある 
●血液サラサラの薬を処方されている
●当日血小板が10万未満
●鼻の骨折または手術歴がある
●キシロカインアレルギー
●鼻出血しやすい
●妊娠またはその疑いがある
授乳中の方鎮静剤を使用するため、24時間断乳できる場合のみ検査可能です。鎮静剤を使用しないため、検査可能です。鎮静剤を使用しないため、検査可能です。

胃がんは、慢性的な萎縮性胃炎が原因です。ピロリ菌の持続感染は萎縮性胃炎を引き起こすとされており、早い段階で感染に気付いて除菌をすることが大切です。「ピロリ菌検査」も胃カメラ検査と合わせて受けることをお勧めします。
※ピロリ菌検査は1度受けたことのある方は受診する必要はありません。

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