腎活について(Ryuew-ZA ニュース 2023年6月)

腎活について(Ryuew-ZA ニュース 2023年6月)

知って得する豆知識!今回は「腎活」を紹介します。腎臓は「尿を作り出す」という代表的な機能の他にも生命を維持するための多くの役割を担っています。しかし、腎機能の低下は自覚症状が現れにくく、一度機能が低下してしまうと元に戻ることがないという特徴があります。腎臓に負担をかけない活動を心掛けていきましょう!

腎臓の役割

  1. 尿を作り出す
    99%は再び吸収(蛋白質,赤血球,白血球が必要だから)、1%が尿(1.5ℓ/約1日)になる。
  2. 水分とミネラルの調整
    多いと排出、少ないと再吸収し濃度を一定にする。
  3. phの調整
    細胞が正常に機能を発揮するために体液をpH=7.4に保ち生命の維持を担っている。
  4. 血圧の調整
    血圧を調節するホルモンを産生し、細胞に酸素や栄養素を届け生命を維持する。
  5. 赤血球の産生
    赤血球の生成を促すホルモンを分泌。減少すると貧血になり、細胞が酸欠になる。
  6. ビタミンDの活性化
    腎は体内のビタミンDを「活性化ビタミンD」に変化させ、骨を強化させる。

腎機能が低下する原因は?機能が低下すると役割を果たせなくなります

高血圧になると:毛細血管の動脈硬化、腎へ負担が掛かり硬くなる
高血糖になると:ろ過する糖が多いため、腎へ負担が掛かる
感染症になると:尿路感染、膀胱炎、腎盂(発熱、背部痛)

腎活のポイントを語呂と絵で覚えよう!

今回ご紹介するのは、腎機能が低下してからではなく、健康な腎機能を維持していくためのものです。すでに腎臓病の方は主治医にご相談ください。

1.減塩:1日、男性7.5g/女性6.5g「男性は名護(7.5)、女性はロックでゴ~(6.5)!」
 ●沖縄そばの場合だと約6g程度です。

2.血糖コントロール:「朝食抜かない、もぐもぐよく噛み、ゆっくり食べる」
 ●朝食を抜くと昼食時に一気に血糖値が上がります。よく噛んで脳の満腹中枢を刺激しましょう。

3.免疫力
①腸内環境を整え免疫力アップ!「お手本は和食玄米+ヨーグルトバナナ」
●ヨーグルトやキムチ、味噌などの発酵食品や、海藻類、きのこなどの食物繊維が豊富な食品はオススメです!
②自律神経を整え免疫力アップ!「目をつぶり10まで数えて最後に「に」と笑顔!」
●ゆっくり呼吸(瞑想)➡笑う➡偏桃体(脳の部位)刺激➡副交感神経優位(リラックス)となります。

「筋肉鍛えて!臓器は労わる!」
衰えていく筋肉は鍛えて、長年使っている臓器は労わりましょう!

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