患者家族と医療者をつなぐ「入院時重症患者対応メディエーター」
- 2023.10.27
- ASUNARO No.115
- 看護部便り

入院時重症患者対応メディエーター(以下、メディエーター)の業務は、重症患者とその家族の意思決定を支援し、重症患者診療をサポートすることです。
突然の病気や事故により、重篤な状態に至り救急搬送された際、患者家族はパニックに陥り状況理解ができない事が多く見受けられます。そのような切迫した中で、治療方針の決定を含む重要な決定を求められることになります。
メディエーターは治療に直接関わらないスタッフが担うことで、直接話しにくい事などを中立な視点で診療スタッフへ代弁するなどの橋渡しの役割をいたします。
当院でもメディエーターを配置し、集中治療室に入室される患者家族を中心にご対応しております。
「急なことでどうしたら良いかわからない」、「何がわからないのかわからない」などの気持ちを共有し、気持ちや考えを整理できるように支援いたします。
これまでの関わりを通しての印象は、「医師の説明が丁寧に行われている」との事で、病態の理解はできていると話される方がほとんどでした。しかし、今後の経過や退院後の不安など、漠然とした悩みを抱えている事が見受けられました。院内の多職種間で速やかに情報共有を行い、早期から関わる事が重要だと感じております。
今後もそのご家族が安心して治療と向き合えるよう、メディエーターとしてご支援いたします。
このようなお悩みはありませんか?理解を助け意思決定を支援します。

入院時重症患者対応メディエーター相談窓口
相談をご希望の方は、お近くの職員か1階15番窓口までお申し出ください。
【平日】午前9:00~11:00 午後14:00~16:00
文 師長 屋宜 鮎美(やぎ あゆみ)
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