食べ物や素材の効果的な時間について

食べ物や素材の効果的な時間について

文:健康運動指導士 高原 早陽香(たかはら さやか) 

 運動と切っても切り離せない「食事」についての内容です。全く同じ食品でも朝食に食べた場合と夕食に食べた場合では「血糖値の上昇が異なる」「抗肥満作用」など、同じ食品でも食べる時間が異なれば作用・機能が異なることがあります。

朝食の場合

食品・食材栄養素期待される効果
乳製品タンパク質筋肉の発達
納豆タンパク質筋肉の発達
トマトリコピン抗酸化
お茶カフェイン朝型リセット・抗肥満
菊芋・イヌリンイヌリン高血糖抑制・便通改善・腸内細菌増加
セサミンセサミン抗コレステロール
魚油DHA・EPA抗脂肪肝・朝型リセット

夕食の場合

食品・食材栄養素期待される効果
乳製品カルシウム骨を強くする
納豆ナットウキナーゼ、イソフラボン血液凝固の抑制、本音を強くする
トマトGABA睡眠の質を高める
お茶カテキン・テアニン血糖抑制、睡眠の質を高める

朝夕で牛乳・納豆の活動は異なる!?

牛乳を朝摂ると?

タンパク質不足の補給という意味でサルコペニア(加齢に伴い筋肉が減少していく現象)予防に効果的です。

牛乳を夕摂ると?

カルシウムやビタミンDの補給につながり、骨粗しょう症予防に効果的です。

納豆を朝摂ると?

良質のタンパク質として朝の摂取で補えます。

納豆を夕摂ると?

納豆イソフラボンは女性ホルモン作用をもち、骨粗しょう症予防が期待できます。

参考文献:ミクロ・マイクロ栄養素や機能性食品と時間栄養学より

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