妊よう性温存療法に関する助成制度があります!
- 2021.10.29
- ASUNARO No.107
- こんにちは。医療福祉相談室です。

医療ソーシャルワーカー:川満 慎吾(かわみつ しんご)
妊よう性とは
「妊娠するための力」のことで、女性にも男性にも関わります。がん等の治療内容によっては、低下したり失われたりする場合があります。
沖縄県がん患者等妊よう性温存療法研究促進事業について
(1)概 要
将来子どもを産み育てることを望む小児・思春期・若年成人のがん患者等が、希望を持って治療に取り組めるように、将来子どもを出産できる可能性を温存するための「妊よう性温存療法」に要する費用の一部を助成します。
(2)対象者
以下の全てを満たす者が対象です。
①沖縄県内に住所を有する者
②43歳未満の者(温存療法の凍結保存時の年齢)
③指定する原疾患の治療を必要とする者(詳細は下記問い合わせ先へ)
④指定医療機関の生殖医療を専門とする医師と原疾患担当医師より、妊よう性温存療法が生命に与える影響を考え、許容されると認められる者
⑤妊よう性温存療法を受けること、及び本事業に基づく研究への臨床情報等の提供に同意できる者
⑥本事業の対象となる費用について、他の地方公共団体や国による助成を受けていない者
(3)助成額や回数
妊よう性温存治療の内容によって、助成額が変わります。通算2回まで助成が受けられます。
温存療法の種類 | 助成上限額 |
胚(受精卵)凍結 | 35万円 |
未受精卵子凍結 | 20万円 |
卵巣組織凍結 | 40万円 |
精子凍結 | 2万5千円 |
精子凍結(精巣内精子採取術) | 35万円 |
問い合わせ先
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
沖縄県 保健医療部 健康長寿課 がん対策班
TEL:098-866-2209(直通)
FAX:098-866-2289
ご相談方法や内容など、詳しくは当院1階15番窓口の患者総合支援センター医療福祉相談室までお気軽にご相談下さい。
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