本人の意思を尊重した入退院支援連携について

本人の意思を尊重した入退院支援連携について

医療ソーシャルワーカー:西田 悠希子(にしだ ゆきこ)

沖縄県では、ご本人・ご家族・病院関係者・介護関係者を対象に本人の意思を尊重した入退院支援と療養生活の実現を目指し、沖縄県における入退院支援連携に関する基本的な心得「ご本人・ご家族へのお願い」、「病院関係者の心得」、「介護関係者の心得」が策定されました。詳細については下記のQRコードより沖縄県のHPをご参照ください。ここでは入退院に関するご本人・ご家族へのお願いをご紹介させていただきます。

入退院に関するご本人・ご家族へのお願い

どのように暮らしていきたいか、身近な人に伝えておきましょう

歳を重ねるにつれて、心身の機能が衰えてくることは避けられません。けれども、どのような状態であっても、地域で暮らしていく方法はあります。歩けなくなったとき、食べられなくなったときなど、状態に応じた暮らし方について、あなたの希望を家族など身近な人へと伝えておくことが大切です。今後の見通しなど、よく分からないときには、かかりつけ医に相談してみましょう。

救急を受診するときには、医療や介護の情報を持参しましょう

かかりつけ医以外の医療機関を救急受診する場合は、お薬手帳のほか、過去の病気や手術の内容、受けている介護の内容、今後の治療についての希望などの情報をまとめたもの※があれば、持参してください。こうした情報があることで、診断が迅速になり、より適切な治療に繋がります。外出中に体調を崩して急な受診になることもあります。すぐに家族やケアマネジャーに伝えられるよう、名前や連絡先の記載されたものを持ち歩きましょう。

※救急医療情報キットや意思決定支援のためのパンフレットなどにある情報共有シート(例:「命しるべ」パンフレット(沖縄県、沖縄県医師会作成))などを指します。医療保険証やお薬手帳などと合わせて、日ごろから急な受診に備えておきましょう。

入院治療を受けているときも、自分の考えをはっきり伝えましょう

分からないことや納得のいかないことを先送りせず、医師に説明を求めましょう。身近な人にも相談しながら自分らしい生き方に沿った治療が受けられるよう努めてください。 家族も、治療方針を決める話し合いには積極的に参加するなどして、本人の気持ちが伝わるように支援してください。また、退院後のサービス調整が必要になることもあるので、 話し合いに参加してもらうようケアマネジャーや入所施設の担当者にも連絡してください。

出典:沖縄県地域包括ケアシステム推進会議 入退院支援連携プロジェクトチーム 「沖縄県における入退院支援連携に関する基本的な心得」より