部署紹介リレー vol.11 手術室

部署紹介リレー vol.11  手術室

手術室師長 東恩納 小百合(ひがしおんな さゆり)

ハートライフ病院 手術室の紹介

当院の手術件数は年々増加し、2018年度には3,000件を超えました。今後も増加が見込まれる手術件数に対応すべく、同年4月より手術室を5室から8室に増室しました。主に外科・整形外科・産婦人科・眼科・泌尿器科・脳神経外科・形成外科・耳鼻咽喉科・消化器内科・血液内科の10診療科による外科的治療が行なわれています。
また、当院は二次救急指定病院として、24時間365日昼夜を問わず救急患者を受け入れており、手術部門も同様に365日緊急手術に備えた体制をとり、沖縄本島中南部の中核医療機関としての役割を果たしています。
手術は、乳児手術から100歳超の超高齢者まで幅広い年齢層に対応し、一般的な外科手術に加え、小児腹腔鏡下鼡径ヘルニア手術(LPEC)、内視鏡的アカラシア手術(POEM)、鏡視下食道手術、変形性膝関節症に対する骨切術、角膜内皮移植手術等、県内の他の病院ではほとんど行われない先進医療も積極的に行っています。

高齢化社会と手術

近年、社会の高齢化に伴い、当院で手術を受ける患者さんの半数(2018年度調べ)は、65歳以上となっています。現在では高齢者も比較的安全に手術が可能となっていますが、それでも若い方に比べると基礎疾患を複数持ち、合併症のリスクも高いため、周手術期(術前・中・後)には、専門的な知識や手術看護が求められています。
このような世間的なニーズにも対応できるよう、当院手術室に手術看護認定看護師(2019年7月認定取得)が在籍しております。手術看護認定看護師が、周手術期に必要な技術を実践し、他のスタッフに指導を行うことで、より質の高い周手術期看護を患者さんに提供できるように日々努めています。

手術部門の役割

手術室はその役割的に緊張感が雰囲気として出やすいため、手術に挑む患者さんに少しでも安心して頂けるよう、手術室内は有線で音楽を流しお迎えしています。また、手術に対して不安の強い患者さんには麻酔科医が術前診察時に前投薬(気持ちを落ち着かせるお薬)を用意し、不安軽減に向けた取り組みを行っています。
手術室看護師は、術前から患者さんやご家族に関わり、病棟看護師と情報を共有することで、入院から手術、退院までを見据えた継続した看護を提供できるよう心掛けています。
今後も手術を受ける患者さんがより安全で安心できる医療を提供し続けられるよう、スタッフ一同日々自己研鑽に務めて参ります。

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