朝起きてすぐの運動は体に負担がかかりやすい?

朝起きてすぐの運動は体に負担がかかりやすい?

今回より読者の皆さまへ健康の最新情報・知識など、健康ライフに役立つ健康豆知識を提供します。マスメディアの情報に左右されず、自分に合った自分のできる範囲で健康づくりの実践と「自己管理能力」を高める事を目的として、専門知識を有するスタッフが厳選した内容となっていますので安心してご一読下さい。

文:理学療法士長嶺 敦司(ながみね あつし)

①朝起きてすぐの運動は体に負担がかかりやすい?

起床直後の運動は自律神経やエネルギーの燃焼など、体のメカニズムの点から負担がかかりやすくなります。朝食を摂って、副交感神経(ゆっくりするよ~)から交感神経(今からやるぞ!)へと切り替えてから運動をするのがお勧めです。

ワンポイント

早朝に運動される方は、無理をせず徐々に運動の強さ(歩く速さ等)を上げていきましょう。

②運動前後に取り入れるストレッチは同じでよい?

運動前のストレッチは、筋肉の温度を高め、筋肉の腱(筋が骨と付いている部位)の機能を高め、また運動前に日常動作・姿勢で負担の掛かっている部位のストレッチをします。運動後のストレッチは筋肉の長さを元通りに戻し、リラックスさせ、疲労を貯めないようにします。

ワンポイント

ストレッチの姿勢はキツイですが、ストレッチ部位の伸びを意識しながら1から10まで「1ふぅ〜…10ふぅ~」と声に出して数えましょう。この数え方だと息を止めずにできますよ。

③ダイエットには有酸素運動だけでよい?

ダイエットでは有酸素運動が注目されがちですが、脂肪を燃焼させるためには、筋力をアップして基礎代謝を上げることがとても有効です。有酸素運動のみでは筋量アップは難しく、基礎代謝(生きていくために必要なエネルギー)も上がらないので、基礎代謝維持・アップのためには筋力トレーニングも大切になります。

ワンポイント

ご年配の方や体力に自信の無い方は、「椅子に座るふりスクワット(屈伸)」がおススメです。

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