気管支鏡による検査について

口、または鼻から細いカメラを気管内に挿入し観察します。肺の病気を診断するために行う検査で病気によっては必要不可欠です。

  • 検査の適応

レントゲンやCTで肺に異常陰影が見つかった場合に行います。気管支内を直接観察したり、細菌の検査や、肺の一部を取り、顕微鏡検査を行います。

  • 検査の方法

麻酔入りネブライザーで十分に喉と気管を麻酔した後に、鼻に麻酔剤入りのゼリーを入れて鼻の滑りをよくしてからカメラを鼻から挿入します。
検査時の苦痛を和らげるために、適量の睡眠剤を注射してから行います。カメラを挿入する際、麻酔剤を散布しながら、気管支の中の状態を観察していきます。

  • 検査後

検査後は、鎮静剤を使用するため、点滴をしながら3~4時間休んでいただきます。
★検査後の車の運転は、止めて下さい。

 

内視鏡の消毒について

 最近、内視鏡機器を介する感染(B型肝炎ウィルス・C型肝炎ウィルス・エイズ・ヘリコバクターなど)も多種知られるようになっており、消毒の徹底が必要です。当センターでは、日本内視鏡学会のガイドラインに基づき、一連の消毒手順とすべて自動洗浄器を用いた消毒を行っていますので安心して検査を受けることができます。