健診の内容とその結果を理解しましょう
健康診断ではどのような検査があり、どのような事が分かるでしょうか?健康診断の内容とその結果を理解して、ご自身の生活習慣と向き合いましょう。
- 身体測定
- 血圧
- 脂質
- 糖代謝
- 肝機能
- 腎臓
身長・体重・BMI
肥満ややせがないかを調べます。
腹囲
生活習慣病を引き起こしやすいと言われている内臓脂肪の蓄積量を調べます。
収縮期(最高)血圧・拡張期(最低)血圧
血管にかかる圧力を調べます。高血圧の状態が続くと動脈硬化を促進します。
中性脂肪
主にエネルギーとして利用されます。血中に増えすぎると、動脈硬化を促進します。
HDLコレステロール
善玉コレステロールと呼ばれています。動脈硬化を予防します。血中の量が少なくなると、動脈硬化が促進されます。
LDLコレステロール
悪玉コレステロールと呼ばれています。血中の量が増えすぎると血管の内側に付着して、動脈硬化を促進します。
空腹時血糖値
血液中のブドウ糖の量。食後に数値が上昇します
HbA1c
過去1~2ヶ月の平均的な血糖の状態が分かります。
尿糖
尿に含まれるブドウ糖の量。血糖値が高くなりすぎると、尿中に糖が出ることがあります。
AST(GOT)
心臓や筋肉、肝臓に多く含まれ、これらに障害があると数値が上昇します。
ALT(GPT)
肝臓に多く含まれ、障害があると数値が上昇します。
γ-GTP
肝臓に多く含まれ、障害があると数値が上昇します。特にアルコールの影響を受けやすいといわれています。
尿たんぱく
腎臓に異常があると尿中にたんぱくが出ることがあります。
健診結果報告書について
各判定は以下のような意味を持っています。
- A判定
- B判定
- C判定
- D判定
- E判定
- X判定
- Y判定
- Z判定
異常なし
この検査の範囲では異常ありません。
差し支えなし
わずかに基準範囲をはずれていますが、問題ありません。
1年後再検査または生活改善が必要
人間ドックや健診などで年に1回の検査が必要です。糖代謝や脂質など生活習慣病に関する項目について、通院中の場合はまずは主治医へご相談をお願いします。通院されていない場合は、食事、運動、飲酒、喫煙習慣等の改善後、血液データにどのような変化があったのかお近くの開業医で再検査、または予防医学センターにて「C再検査コース(糖代謝・脂質)」を行っていますのでご活用ください。
ナビダイヤル TEL:0570-00-3255 (4番 人間ドック・健診について)
要精密検査または治療が必要
詳しい検査、または治療が必要です。紹介状が同封されている場合、宛先の診療科、または医療機関をご確認のうえ、早めの受診をおすすめします。
※現在通院中の疾患がある方はまずは主治医にご相談ください。
※生活習慣病(高血圧症・脂質異常・糖尿病・高尿酸血症)については、お近くの開業医やかかりつけ医でのご相談をおすすめします。
治療中
通院または治療を継続してください。
読影不能
検査不可
検査途中で中止しました。
検査未実施
検体(尿や便)未提出のため検査ができませんでした。
健康相談
保健師・管理栄養士が健診結果から個別にサポートをいたします。
当日
人間ドックを受診いただいた方には、診察医からの結果説明後、保健師や管理栄養士が個別の健康相談を行います。人間ドックの結果から現在の健康状態を読み取り、一人ひとりに適した具体的な生活習慣の改善方法を共に考え、アドバイスいたします。また、再検査・精密検査が必要な場合は受診についてのアドバイスも行っています。
後日
当院で健診や人間ドックを受診後、結果が届いてからの検査結果説明や生活改善のアドバイスも行っています。予約制になっていますので、ご希望の方はお問い合わせください。
訪問
事業所様や各団体に直接保健師・管理栄養士がお伺いし、健診結果のご説明や保健・栄養指導等を行います。社員の皆様の健康意識を高めていただけるようにお手伝いいたします。産業医や衛生管理者などを持たない事業所様はお気軽にご相談ください。
当日
人間ドックを受診いただいた方には、診察医からの結果説明後、保健師や管理栄養士が個別の健康相談を行います。人間ドックの結果から現在の健康状態を読み取り、一人ひとりに適した具体的な生活習慣の改善方法を共に考え、アドバイスいたします。また、再検査・精密検査が必要な場合は受診についてのアドバイスも行っています。
後日
当院で健診や人間ドックを受診後、結果が届いてからの検査結果説明や生活改善のアドバイスも行っています。予約制になっていますので、ご希望の方はお問い合わせください。
訪問
事業所様や各団体に直接保健師・管理栄養士がお伺いし、健診結果のご説明や保健・栄養指導等を行います。社員の皆様の健康意識を高めていただけるようにお手伝いいたします。産業医や衛生管理者などを持たない事業所様はお気軽にご相談ください。
特定保健指導
特定健診(特定健診を含む人間ドック)を受けた方に対し、メタボリックシンドロームのリスクの程度に応じて行われる健康支援のことです。生活習慣病(心疾患や脳血管疾患)の発症リスクを高めるメタボリックシンドローム解消のため、生活習慣のアドバイスを行います。一緒に生活習慣病をふり返り、できる範囲で生活習慣の改善に取り組んでみませんか?
特定保健指導の対象の方には、健診や人間ドック当日に支援のご案内をしています(当センターとの契約団体のみ)。また、当院で健診やドックを受診していない方でも、特定保健指導の受診券をお持ちの方はお申込み可能です。予約制になっていますので、お問い合わせください。

生活習慣病再検査コース
人間ドックを受診された方で、生活習慣病(血圧・脂質代謝・糖代謝)の項目にC1判定のあった方を対象にフォローアップを目的とした再検査コースを実施しています。対象の方には、案内を発送いたします。人間ドック後生活習慣を改善し、血液データにどのような変化があったのか確認することをお勧めします。次回ドックまでの中間健診としてご利用ください。
生活習慣病は心筋梗塞・脳梗塞などの動脈硬化の危険因子となります。「コレステロールがちょっと高め」「血糖値がちょっと高め」といったまだ病気と診断されていない早い段階で、食事や運動などの生活習慣病を見直すことで、重症化を食い止め、生活習慣病の発症を予防することが可能です。
紹介状の発行・受診勧奨状の送付
健診・人間ドックの結果、医療機関への受診をおすすめしたい方へ「紹介状」を健診結果票と併せてお送りしています。医療機関へ受診される際にお役立てください。
また紹介状発行後、医療機関の受診が確認できない場合は、重症化予防の観点から受診勧奨状を送付させていただき、確実な疾病予防、治療につながるようフォローアップしております。