前立腺がんは、男性で最も罹患数の多いがんの代表で、特に50歳以降の男性に多くみられます。早期には自覚症状がほとんどないため、健康診断や人間ドックで偶然見つかることも珍しくありません。当院では、前立腺がんの早期発見から治療、術後の生活支援まで一貫した医療を提供し、特にロボット支援前立腺全摘除術(RARP)を導入することで、患者さんの身体的負担を最小限に抑えた治療を目指しています。

前立腺は膀胱の下に位置し、精液の一部をつくる男性特有の臓器です。ここに発生する悪性腫瘍が前立腺がんで、多くはゆっくり進行しますが、なかには進行が早いタイプもあります。
以下は前立腺がんの主なリスク因子です。

  • 加齢
  • 家族歴
  • 食生活の欧米化
  • 遺伝的要因

前立腺がんの治療法は、がんの進行度、年齢、生活背景、合併症などを総合的に判断して選択します。

  • 手術療法(前立腺全摘除術)
    外科的手術で根治をめざす代表的治療です。
  • 放射線治療
    前立腺がんに放射線を照射して、がん細胞を死滅させる治療です。
  • ホルモン療法
    主に薬剤等で男性ホルモンを抑制し進行を抑える治療です。
  • 監視療法
    前立腺がんが低リスクの場合、定期検査で経過を観察します。

当院では、手術療法の中でもロボット支援手術(RARP)を積極的に導入し、より安全で精密な治療を提供しています。

RARPは、手術支援ロボットを用いて行う前立腺全摘除術です。医師がロボットを操作し、前立腺を摘出します。従来の開腹手術や腹腔鏡手術と比べ、より精密で繊細な操作が可能となり、患者さんの負担を大幅に軽減できることが特徴です。
現在、日本では600台以上の手術支援ロボットがすでに導入されています。米国では前立腺がん手術の95%以上が、日本国内でもほとんどがロボット支援手術によって施行されています。なお、ハートライフ病院の手術支援ロボットはダビンチXiを導入しています。

当センターでは以下の疾患に対してダビンチ手術を実施しています。

前立腺がん

ハートライフ病院の受診には一部の例外を除き、原則として診療情報提供書(紹介状)が必要です。ご自身のかかりつけ医にご相談のうえ、診療情報提供書(紹介状)をご準備下さい。