なぜ診療情報提供書(紹介状)が必要なのですか
大きな病院にかかろうとすると「紹介状」が必要といわれることがよくあります。
正式には、「診療情報提供書」という書類で、かかりつけの医師が紹介先の診療科や医療機関に宛てて、患者さんの詳細な情報を伝えるための大切な書類です。紹介状があることで、初めての医療機関であってもこれまでの経過などが伝わるため比較的スムーズに診察・検査が進みます。また、すでに検査済みの項目を重複して検査せずに済む場合もあり、検査費用の節約にもつながります。
記載されている内容は、氏名・生年月日・性別・住所・連絡先といった基本情報のほか、次のような内容があります。
- 紹介の目的(精密検査や入院・手術など)
- 主な症状や疑われる病名
- 病状や治療経過
- 投薬内容
- アレルギーの有無
- 既往歴(これまでにかかったことのある病気)など
より高度な医療が必要であると診療所などの医師が判断した場合に、診療情報提供書を作成して他の医療機関へ紹介を行います。
ぜひ、「かかりつけ医」を決めましょう!!
「診療情報提供書」には、「これまでのあなたの病気に関する情報」が記載されています。
これは、日常的にかかる医師を決めているからこそ実現できることです。普段から相談できる医師を決めておくことで、いざという時に役立ちます。
診療情報提供書がないと特別料金がかかります
ハートライフ病院は「地域医療支援病院」という区分の病院です。
日常的な病気については、ご自宅や職場の近くのクリニック・診療所(以下、診療所など)にかかり、精密検査や専門的な治療・手術が必要な場合にはハートライフ病院にかかるというように、医療機関によって役割が違います。
国による医療機関の役割分担が推進されており、ハートライフ病院でも診療情報提供書をお持ちでない患者さんに関しては「初診時選定療養費」をお支払いいただいています。
詳細は、「初診時選定療養費とは」をご覧ください。