看護部便り

緩和ケア認定看護師

文:緩和ケア認定看護師 高宮 里沙(たかみや  りさ)

 昨年、緩和ケア認定看護師になり、活動を始めました。今回、私がどういう人間でどんな思いがあって緩和ケアの認定看護師を目指したのか、そして今後どのような活動がしたいのかという事を皆さんにお伝えしたいと思います。
まず私の性格は基本的に真面目ですが、ちょっと面倒くさがりでもあります。そして涙もろくて、患者さんとのお別れの時は涙をこらえるのに必死です。
そんな私が緩和ケア認定看護師を目指そうと思ったきっかけは、関わった患者さんが私が出勤ではない時に永眠され、ご家族から私に「ありがとうを伝えてほしい」とお見送りした先輩に話されたそうです。その先輩から「いい看護ができていたのね」と褒められた事を今でも覚えています。がんの患者さんは、病気と闘う中でいろいろな苦痛を感じています。そこに関わる看護師として、これでよかったのだろうかと自分の看護を考えさせられることは多くの看護師が感じている事だと思います。私もその一人で、そんな思いをこの事例が救ってくれました。
がんと告知された時から緩和ケアを始めようという動きは世の中にあるものの、中々初めから関わることができていない現状が多くの病院であると思います。
術前から術後、その後の人生でがんと共に生きていくためのいろいろな苦痛へのケアは十分ではないと感じています。少しでもその苦痛の軽減につながるようケアし、相談できる看護師になれるように、今後外来や病棟、緩和ケア委員会を通して患者さんに関わっていきたいと考えています。また、緩和ケアについての知識を病院内で広げ、多職種で患者さんに緩和ケアが提供できるように精進していきたいと思います。

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